ハチミツとクローバー / 羽海野チカ

CUTiEcomic ヤングユー コーラス / 集英社
2000-2006年
全10巻
ハチクロを読みましたかと。
お前たちの様なアレがハチクロを読んで頂けましたかと。
これは恋愛漫画じゃない。
キューティーコミック(廃刊)で始まった漫画だからファッションと恋愛を下敷きにしてるが、これは人生讃歌じゃねえか。青春讃歌じゃねえか。
前へ進め いいか? 「前へ」だ! 黒い気持ちに追いつかれるな 光の方へ 走れ!!!
なにも意味分かんないでしょう。
こういう甘酸っぱいのが、物語読んでいくとスッと入ってくる。
そもそも少女マンガ特有のこういう…なんかナレーションみたいなの?うざったいじゃないっすか。
NANAのやつとか読み飛ばしまくるじゃないっすか。
つーかこういうの、女の人は読んでるんでしょうか。
なんすかこの少女マンガ文化。誰が始めたんすか。
これを普通に読める漫画を初めて読んだ。
つーかこのナレーションの使い方がうまい。
①セリフと②普通のナレーションと③コマ間のやつで、もうどう読んでいいかわからんもん。3つの言葉が同時進行っていう。
でもさ…夢中になって読むとホント流れに沿った素晴らしい玉音です。
あと日本三景の松島で、あの木の間が広い橋で、「横断歩道の白い所だけを渡ることは平気で出来るけど、怖い、と思っただけでできてた事ができなくなる」とかさあ、よく言えました。しかもこういうの、こいつがこのタイミングで言うから、この絵で表現してるからって、そういう伝わりやすさとか、よく計算されてて。羽海野さん凄い。
これもう、恋愛描かなくていいっしょ。関係ないっしょ。
あと作者の技術。視点の移動やコマ割り。
よしもとよしともがやろうとしてやめた事に重なる。
いや、よしもとは俺にとって神なんだが、それを引き合いに出して良いと思うくらい、表現技法が優れていると思う。そう思う。
つーか…ここに書きたいことが浮かんできて浮かんできてしょうがない。
誰か、がっつり読んだやつと話したい。
でもそんな奴いない…それが少女マンガ!
モンキーターン / 河合克敏

週刊少年サンデー / 小学館
1996-2005年
全30巻
今岡秀朗的には少年漫画ベスト4といえばドラゴンボール・スラムダンク・ジョジョと、このモンキーターンを挙げさせて頂きたい。
連載当初からハマりまくって競艇にもハマった。
主人公波多野憲二が競艇学校に入ってからプロんなって怪我を乗り越えたりしつつその才能を生かして成績を上げて…って感じで、まあオーソドックスな物語なんだけど、オーソドックスだからこそ作者の力量が良く出てて…ホント興奮するんよね。
こういう、競馬もそうなんだけど絶対に負けてはいけない戦いが少ない、ずっと勝ち負けが続く(甲子園的じゃない)物語はテンションを保つもが難しいんだけど、キャラクターの魅力が素晴らしいし、競艇選手の葛藤やモラル(ルール?)みたいなものを交えて、ホントによくできた物語。
帯ギュの人、と思って舐めてたらいかんっていう。
波多野が大怪我をして、それを乗り越えていく過程が好きです。
ほんで圧巻なのは恋愛模様で。
もうね、リアルなんね。彼女がいるのに好みの女の子に告白されたら何となくその場が良いかなと思って俺も好きだなんて言っちゃう感じ…みんなあるよね!
そんで泥沼にハマっていくんよね!
いや~不誠実な男を少年漫画で綺麗に表現できているのは初めてじゃなかろうか。
まあFIXないからドロドロにはならないけど、個人的には見たかったけど、ここまで踏み込めば良いでしょう。
もう何回も読み返した大好きな作品です。
みんな、30巻くらいあって長いいけど、読んでいこうぜ!
競艇やろうぜ!
はじまっちゃうはじまっちゃうみたいな
鈴木先生 / 武富健治

あ~面白え~…と独り言を呟いた…というより叫んだ。叫んだ俺。
いや~これは傑作。
タイトルから察する通り学校の先生が主人公であり、その中学で起こる事件が順次語られてるだけ。
主人公の先生は比較的普通の感覚の持ち主。
…とこう書くとツマんないんだけども。
いやしかし。
この物語の肝は異常なほどの思想の掘り下げにある。
モンスターペアレンツや裏サイトなど容易な題材に落ちず、クラスに巻き起こる問題はある1生徒の下らない一言だったり。
その問題に対する鈴木先生の思想回路が独特で、まず生徒に同化し、細分化された心理・状況分析から複数のルートを辿りながら先に進んでいく。
も、多い・濃い、鈴木先生の思考内容!異常で過剰。
でも何だろうこの楽しさ…。
その思想内容は不器用で真面目で正しくてアホ。
給食の献立くらいでアホんごつ思想の深淵に落ちていく様…こんなの書ける人ホント尊敬します。
周りの人間も一見普通の奴だけど…掘り下げまくった結果、異常者ばっか。
(…色々書きたいけど、これから読む人に楽しんで欲しいので内容は割愛みたいな。)
ほんで絵がまた過剰。え、そこ?ってとこを過剰に書き込んだり変なデフォルメがあったりと。
その過剰な絵と鈴木先生のズレた(ある意味普通の)思想によって、結果、笑っちゃうんにょね。3巻の最後とか爆笑させてもらいまいた。アホやろ鈴木。
この笑いって作者や編集者が意図したものなのか、非常に興味がある。
まあ間の取り方とか変にデフォルメした絵があったりとかするから確信犯だと思うんだけれどもどうだろう。
生徒を性の対象として見てしまう描写は作者の勇気を感じる。
これ、書いた奴も変態だと思われるっすよ?でもこういう思い切った表現する人大好き。
でも書くなら生徒でオナニー、まで書いて欲しかった。
生徒の前でのほぼ"完璧"な鈴木先生と複雑な思想を孕む"異常者"の対比をもっと…もっと強くしたの見てえ…。
でも中学生ってねえ…チンチン勃たねえだろ普通。
ヒロインの中学生は絵で見ると全く可愛くないんだけれども、その魅力を文章で良く伝えてて、確かにそういう人…俺達、大好物だよね★
ボッキボキ簿記だよね★
この先も非常に楽しみ。生徒の前での鈴木先生が(恐らく)崩壊していく様は想像して悦に入ってしまう。
悦!
あ~…関係ないけどフェラしてもらいてえ…
そう思う午前2時の俺!
南瓜とマヨネーズ / 魚喃キリコ

CUTiE comic / 宝島社
1998年-1999年
全1巻
昔の男ハギオが忘れられない女の人が情で別の人せいちゃんと同棲してて、働かないせいちゃんのために売春までやって…それがせいちゃんにバレて…、何だかんだしてたらハギオに会っちゃって…。
痛い。まず状況が超痛い。
このハギオっつーのが最悪の男で、せいちゃんは働かないけど超良いやつ。でも女は得てして悪い男が好きなんよね…。だから俺はモテないんだよね…。俺は悪くないんだよね…(被害妄想なの)。
魚喃キリコは感情の深い所を描かない。絵が簡略化されてるし、登場人物が考えていることは表面上の感情と状況だけ。
そこから先は読者が想像するんす。(そこは西原理恵子と同じだけど、この人は敢えて書いてないんだと思う。西原は書けないのを逆手に取ってやってるっていうか。)
したら痛い。30歳くらいになったら誰だっていろいろな経験があって、それが作中の状況と少しでも合致したら心がキリキリと痛む。
しかしジャックパーセル(懐かしい)履いてるような女性がセクキャバで働くかっつーのは疑問よね。
そんな人おったら通うよ?俺、通うよ?
ほんで関係ないけど風俗で働く人ってみんな同じ匂いがするんよ。同じ香水なのか。
そのせいで日曜の昼間でも風俗の方はすぐ分かります。
そしたらグッときます。声かけたいと思います。
でもかけれない…顔にはかけれても声はかけらんない…そんな内気な俺!
涼宮ハルヒの憂鬱 / ツガノガク × 谷川流

月刊少年エース / 角川書店
2006年-
1-6巻
萌え系SF漫画。
主人公に萌えるだけなのか。みんなそれで読んでるのか。
も、ストーリーは全くおもんない。
ただこう、ソフトエロが良いよね。
女子高生良いよね。
女子高生良いよね…






