漫画レビューサイト:MANGAHEAD(マンガヘッド)CROSS REVIEW ジョジョの奇妙な冒険 第1部

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更新日 2009-04-19 | 作成日 2008-03-06

あらすじ

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荒木飛呂彦
1987年
週刊少年ジャンプ / 集英社
全5巻(第1部)

19世紀末のイギリス…英国貴族の青年の主人公ジョナサン・ジョースターと、下層階級出身だが類稀なカリスマ性と野望の持ち主ディオ・ブランドーとの抗争劇。「石仮面」や「波紋」を背景に、2人の成長や対立が描かれている。 

くつ王

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2009年の今見ても十分に刺激的であり前衛的である。
天才変態漫画家荒木飛呂彦のライフワークとなる『ジョジョの奇妙な冒険』の序章となる第1部は、ややもするとその異常な擬態語やイカしたセリフ回しだけが取りざたされるが、その内容たるや圧倒的に面白く、ジョジョの冒頭を飾るにふさわしい傑作と言える。
ジョナサンというキャラクターは荒木作品の中では一番まともなキャラクターであり、そこが唯一の欠点だが、その周囲のツエペリやスピードワゴンといったキャラクターはかなりの変態であり荒木節が炸裂しまくっている。
そして何と言ってもディオだろう。
このジョジョという物語を通して誰よりも重要な位置を占めるディオ・ブランドーという男は、第1部からディオであり、それがジョジョをジョジョたらしめているのだと分かる。
とにかくディオのカッコよさたるや、ジョジョの登場人物の中でも随一であり、一貫して悪である。

ジョジョの良さは荒木飛呂彦の異常性そのものにあると僕は思っているんだが、その意味ではこの1部と次の2部までが読者に媚びずに荒木が自我を曝け出した作品ではないかと思う。
3部からはやや読者に迎合しポップさが出てきて異常性が後退していく。
というわけで、第1部は読みにくいが非常に読み応えのある名作と言える。

今岡秀雄

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オレは今までに食べたパンの枚数は覚えていないが、今までに食べたうんこの回数はハッキリと覚えている。
つまりはそういうことだ・・・

たろう 

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JOJO第一部。
19世紀が舞台で、主人公は紳士の気質が強く非常にまじめです。
他のJOJOとは少し異なった感じです。

やっぱりJOJOは面白いですね。
1巻から2巻、3巻とすすむにつれて面白みが増します。
特に波紋の登場以降、
ひとつの能力を、絶妙に工夫して効果をあげる感じは本当に壮快です。
これは後のスタンドで(まだ登場していないけれど)更に洗練されますよね。
これこそJOJOワールドの醍醐味だと思います。

1点減らしたのは、僕がグロテスクな表現が苦手だからで、
連載開始当初は北斗の拳と共に小学3年生くらいだった僕は読めませんでした。
4部のころから面白くて読むようになって、当時は1部はあとから読み返したと思
います。 

貴族

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評価的には3部が一番高い(僕も好き)だけどこの1部からも面白かったのは当時からわかってたよね。
僕が小学生の頃からジョジョは面白いということで10数巻まとめて人に貸し借りされたりしてたんよね。
テーマは人間賛歌ですっていう通り、成長や誇りなどがビシーっと書かれて、子供たちのよい教育指南書になるのではないでしょうか。
ストーリーはその当時なので仕方ないけどやや大味なアドベンチャーで、絵も濃いですね。
ひさしぶりに読んだけどこんな話だったのか、忘れてました。
この文を見たら、みなさんもまた読みましょう。

頼む

9.png面白いわ。

絵の表現、擬音の表現、ストーリー展開、キャラクター設定、実史との融合など、非の打ちどころのない傑作。まー特に絵については好き嫌いがはっきり分かれるところでしょうけど、僕はJOJOは読めますが魁!男塾は読めません。

絵の表現については、いわゆる「JOJO立ち」が既に完成されていますし、躍動感のある肉体(筋肉)の描写が特徴的。コマの使い方では、ジョナサンが最後の波紋を練ったあとの『決定的な何かが切れた』シーンの構成なんかはもう、秀逸。
擬音についてはツェペリがカエルを殴ったときの『メメタァ』とか、ペイジ、ボーンナムなどのゾンビが溶けていくときの『ベボォォ』とか、全編の『ゴゴゴゴゴ』とか、もう説明不要でしょう。

ストーリーについて、なぜこれほど引き込まれるのかと考えたことは今までなかったのですが、それはこの作品に含まれる要素の多様性と、それらの要素を見事に表現している作者の力によるものなのでしょう。少年の成長、敵役の圧倒的な強さと悪さとカリスマ性、ホラー要素、恋の要素、ちょっとしたギャグの要素。そして少年である読者が、読後にちょっと強くなったような錯覚を与えるほどの「勇気」ある「紳士」の姿。少年誌の漫画として、必要な要素はすべてあると言って良いのではないでしょうか。

あと、直接は関係ないけど、荒木が女性を描けるようになってますよね。1985年に連載開始のゴージャス☆アイリンからまともになってますが、女性のデッサンが最低だったバオー来訪者」の連載が終了したのも1985年なのには驚き。
また関係ないけど、ジョナサンがディオを屋敷の上の階へ誘う時に、地面に刺した剣を足場にして登っていくんだけど、それは「魔少年ビーティー」でビーティーが使った『姿を消すトリック』を思い出させます。
思い出させるといえば、ジョナサンが波紋を含ませたバラをディオに投げるシーンを読むと、第3部や第6部が思い出され、ハートが震え、燃え尽きるほどヒートします。パウッ!


点数は9点。1点の減点は、あんだけ早い気化熱冷凍法より炎が剣を炙る熱伝導の方が早くて冷凍が溶けるとか、波紋は対生物のみの力のはずなのに、カエル越しに岩を砕いているとか、ちょっと不可解なところがあるから。あと、第1部を満点にすると、JOJOの他の部をレビューするときに15点とか付けることになって困るからです(バァァァァァンンンンン!!!)。

クロストーク

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