ちはやふる / 末次由紀

ヤングジャンプ / 集英社
2006-2007年
全3巻
少女マンガって苦手なんだよ、オレ。
ゴルゴみたいなマッチョな感じも苦手なんだけど、少女マンガもちょっと世界が違うなって感じで。
だって突然花が咲いたりするじゃん。パア〜ッて。
咲かないでしょ、そんな人間の都合に合わせて。
花なめんな。
あと読み方が難しい。
普通のマンガと同じようには読めないし、なんか「女の子にしか分からないギャグ」みたいな、そんなローカルな感じもあるし。
だからよっぽど面白いという前評判がない限り、基本的に少女マンガは避けてきたオレ。
安野モヨコとか南Q太とか、ちょっと男気のある女性の作品ばかりを読んできたオレ。
でも『夏目友人帳』を読んでからちょっと苦手意識が払拭できたんじゃねえかっていう。
意外とこんなオレでも少女マンガ読めるんじゃねえかっていう。
空も飛べるんじゃねえかっていう。
そんなわけで、モカのコメント欄で元彼女が面白いと書いていた『ちはやふる』を読んでみました。
内容はかるたですわ。
かるたのマンガですわ。
オレは百人一首というと、坊主めくりばっかりやってたなあ・・・。
覚えたのって5つくらいかなあ・・・。
なんか天の香具山がどうとか言って。
タラチネの母がどうとかっつって。
全然意味分かんないっすわ。
で、この作者、かるたが実は熱いスポーツであるというところに目をつけ、ジャンプ顔負けの「スポーツマンガ」マナーに乗っ取って描いてるわけよ。
団体戦とか熱いわ〜。
スポコン入ってるよね、完全に。
でも少女マンガとしてのマナーも忘れず、やはり花も咲きまくりっていう。
恋愛模様も欠かさねえぜっていう。
その辺、ちょっと苦手っつーか、少女マンガならでわのやり取りが多くて「うーむ、ここは何が言いたいんだろう」って首を傾げるシーンがいくつかあるんだけども。
あと、主要人物3人がすごい美形で、それ以外が並以下っていう扱いもまた少女マンガよの。
まあでもその辺を差し置いても面白いっすわ。
百人一首という世界に目を付けたところも素晴らしいし、内容も熱いっすわ。
かるたのスポーツ的な視点だけじゃなく、一応文化的な視点もフォローしてるし、かるたブーム来るっしょ。
つーか、もう来てるっしょ。
ちょうど今奈良の「天の香具山」の目と鼻の先に住んでるので、これを機に百人一首も勉強してみようかな。
くつ王 プロフィール
くつ王 kutsuo

くつ王
MANGAHEAD管理人。
1978年12月7日生まれの29歳。
某大学病院救命センターで働く医師。
好きなものは日本庭園とマッキントッシュ。
好きな漫画:
『青い車』よしもとよしとも
『ピンポン』松本大洋
『ヒミズ』古谷実
『ザ・ワールド・イズ・マイン』新井英樹
『七夕の国』岩明均





追いかけてる連載中の漫画
『宇宙兄弟』小山宙哉 / モーニング
『働きマン』安野モヨコ / モーニング
『へうげもの』山田芳裕 / モーニング
『きのう何食べた?』よしながふみ / モーニング
『大きく振りかぶって』ひぐちアサ / アフタヌーン
『ヒストリエ』岩明均 / アフタヌーン
『ヴィンランド・サガ』幸村誠 / アフタヌーン
『Gantz』奥浩哉 / ヤングジャンプ
『ハチワンダイバー』柴田ヨクサル / ヤングジャンプ
『おやすみプンプン』浅野いにお / ヤングサンデー
『3月のライオン』羽海野チカ / ヤングアニマル
『もやしもん』石川雅之 / イブニング
『Hunter×Hunter』富樫義博 / 少年ジャンプ
『ピューと吹く!ジャガー』うすた京介 / 少年ジャンプ
『竹光侍』松本大洋 / ビッグコミックスピリッツ
『キーチvs』新井英樹 / ビッグコミックスペリオール
『海獣の子供』五十嵐大介 / IKKI
『預言者ピッピ』地下沢中也 / コミックキュー
